河原城風土資産研究会
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かわはらまる得情報局

ー 「かわはら まる得情報局」お休みのお知らせー

2015年7月1日

みなさん、こんにちは~。
いつも「かわはら まる得情報局」をご覧いただきありがとうございます!

ホームページのリニューアルのため、このページはしばらくお休みをいただきます。
リニューアルオープン後は、今までより一層楽しい内容で「河原町」の紹介をしていきたいとお思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

それでは みなさん、またお会いしましょう!!(*^▽^*)ノシシ(おっちー)

ー 田植えの季節到来!「かわはら田んぼ風景~しろみて行事」ー

2015年6月12日

1みなさん、こんにちは~。                                先週まで暑い日が続いていましたが、急に寒くなって梅雨空が続いています。私たちは雨が降ると「うっとうしいな~・・」って言って、お天気(晴れ)のほうばっかり喜びますけどが、田んぼには待ちに待った雨降りなんですよね。                           河原町はほとんどが田植えも終わりましたが、みなさんの地域はいかがですか?                       田植えが終わって一段落すると、昔はどこの集落でも「しろみて」という行事をしたそうです。 いまでは ほとんど見られなくなった「しろみて」を今も続けているところがあるので、チョッとお邪魔してきました。河原町の小畑(おばた)という集落です。(写真は小畑神社 の一ノ鳥居)

 

 

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。。。。。。。。。。。。。。。。。。。参道の階段。。。。。。。。。。。。。。。。。

そもそも「しろみて」とはどんな行事かというと、春先から準備してきた田んぼの作業が、ようやく田植えを迎え、集落全体の田植えが終わったお祝いと豊作を祈って みんなで御馳走を食べる。これが「しろみて=代満」行事です。「しろ」は田植えの意味で、「みて」は終わったという意味です。 4 5

全国でもこの行事はあるようで、地方ごとの呼名四国・九州地方は「サノボリ」、東北・関東地方に多いのは「サナブリ」、北陸・中国地方は「シロミテ」という地域が多いそうです。この行事は農耕民族・日本人の神事として始まったらしいのですが、最近ではめったに見られなくなったそうです。6 7

河原では「しろみて」のことを「おこもりさん」とも言っていました。 みんなで氏神さんの神社にお参りして、神社の中で御馳走を食べながら朝まで楽しく過ごすから「おこもりさん」と言ったそうです。

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小畑の集落もだんだん戸数が減っていていますが、現在まで数百年、もしかしたら千年以上にわたって、この「しろみて」行事が伝わっています。

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「それでも、ここ10年程は「おこもり」しなくなり、神社にお参りしてから交流館に場所を移して「しろみて」のお祝いをしています。」と今年の区長・田中厚志さんが教えてくださいました。(左上の写真・右側)「これから秋まで まだまだ忙しい日が続く。どこの家の田んぼも豊作になるよう頑張らんと。」と農事組合長の田中栄一さんも責任重大です。(左上の写真・左側) 14 13

今年は行事が重なって参加者が少ないそうですが、やっぱりご近所さんが集まればあちこちで話の花が咲きます。(左上の写真= ‟小畑のきれいどころ” ←和代さん推薦)子供たちも毎年の行事にちゃんと参加して、立派な村の一員です。みんなが大きくなっても「しろみて」行事つづいてたらいいなぁ~。

と思いつつ、小畑の村を後にしました。小畑のみなさん、お邪魔しました~。最後に小畑の田んぼを眺めながら。。。。。。

それでは みなさん、またお会いしましょう!!(*^▽^*)ノシシ(おっちー) 15 16 17   18 19 20 21 22 23 24 25 26 28

ー 初秋から初冬のかわはらー

2014年12月5日

みなさん、こんにちはー。今年も残すところ あと1ヶ月となりました。ついこの間まで汗ばむような日もありましたが、 すっかり寒くなりましたね。河原城の周辺も冬支度の風景に変わり始めています。そんな秋から晩秋の風景を・・・。 DSC01929谷一木看板加工  9.11谷一木田園風景加工9.11稲穂加工  9.11いなき加工        DSC02012稲刈り加工    9.11谷一木道路加工               9月中旬。早い地域では稲刈が始まりました。 霊石山は今日も綺麗です。   9.28かぼちゃ生産者加工  9.28かぼちゃ加工    北村地区のカボチャ品評会。  今年の優勝は!?   立派なハロウィン・カボチャになるんだよ☆彡

10.7田園風景加工 141008_122856           曳田の稲穂。                           中井のコスモス。 DSC01933曳田川2加工  DSC01930谷一木城上写真加工 曳田川。                                                                 谷一木の里山。 DSC01931霊石山城上加工  DSC02014エノコログサ2加工 10月、爽やかな秋晴れ。今日もお山は きれいだなぁ。 DSC02013エノコログサ1加工  DSC01966柿2加工 晩秋1  晩秋2    11月。 朝霧たなびく山裾。 霊石山もようやく色づきました。 今年の冬は寒さが厳しくなるそうです。みなさん、風邪などひかぬよう元気でまたお会いしましょうー!!! (=^エ^=)ノシシ (おっちー)

☆☆☆   お ま け   ☆☆☆  12月  ☆☆☆

     晩秋3  晩秋4

ふと見上げると、空中に浮かぶ物体・・・!! なんだと思います?

最初、鳥が止まっているのかと思いましたが、それにしては大きいな・・・と。デジカメで拡大してみると、電線工事の人でした。 あんなに高いところで!あぁー恐ろしい!!アワワワワ ((((゚Д゚)))) ワワワワワワァ!! 高所恐怖症の私は見ただけでブルブルです。  

ー 「八上(やかみ)健康ウォーク」開催されました!!ー

2014年5月25日

みなさん、こんにちはー。  お久しぶりです、お元気でしたか!?                  まだ5月だというのに、最近のこの暑さといったら!(汗)みなさん、今年は早めに熱中症対策しておきましょう。

そんな季節の前に、4月26日(土)に河原町八上(やかみ)地区で「健康ウォーク」(主催:八上地区公民館)が開催され、ウォーカー&ガイドとして参加してきました。 この日も夏日で、みんなで いい汗をかきましたよ(*≧∀≦*)

ではその様子をダイジェストで!!

横原公民館長のあいさつの後、ラジオ体操でウォーミングアップしてから出発です。

のんびりと のどかな田舎道を歩きます。遠く高山(たかやま)には残雪が見えます。道の傍らには色とりどりの花々が咲き乱れ、まさに春満開です。

歩き出してからすぐに汗がにじんできました。地区公民館のある曳田(ひけた)から諏訪(すわ)を抜けて、下渡一ツ木(したわたりひとつぎ)へ。

  

立派な蔵には、家紋の鏝絵(こてえ)が。

果樹園の辺りから だんだん登り坂になってきます。                      「おぉっ!ヤギの親子発見ー!!」久々にヤギを間近に見て、ちょっと感動(*≧∀≦*)カワイイ!!

  

坂道がどんどん急になって来て、運動不足の私はかなり心拍数が上がってます。やっと お城が見えてきましたー。

 

ここで一休み。お城の広場で八上(古代~近世までの河原町)の歴史講座開講です。小学生からご年配の方まで熱心に聴いてくださいました。さあ、今度は桜堤み目指して再び出発。今度は下り坂で楽チン楽ちん。

 

満開の八重桜の下でみんなでお弁当タイム。                            「いただきま~す!」朝早くから、地区公民館のスタッフのみなさんが 大きなおむすびを作ってくれました。

 

帰りは公民館目指して曳田川沿いをのんびり散策。知る人ぞ知る、河原ラジコンサーキットを横目で見ながら。今年もたくさん鮎が帰ってきてほしいなぁ。

  

 八上姫(やかみひめ)公園に到~着。すぐ隣の売沼(めぬま)神社には残念ながら今回は寄りません。 ゴールまであと少し。

  

 参加者みんな無事に完歩しました。お疲れ様でした~。 なんと館長さんから、お疲れの1本 昔懐かしのオロナミンCを頂きました。 いや~相変わらず、キャラ立ってます!

春のうららかな陽気の中、また地域の新しい発見や感動に出逢いました。今回は みなさん健脚揃いで、わたくし、大反省の巻でした。 また機会があったら参加したいですね。 それでは今日はこのへんで……。               またお会いしましょうー!!!(*≧∀≦*)ノシシ (おっちー)

ー民俗行事「庚申(こうしん)さん」ー

2013年11月22日

先月22日(月)に民俗行事を語る会のみなさん主催の民俗行事「庚申さん」が民俗資料館で開催され、今回もお手伝いで参加してきました。今回は新人スタッフも一緒です。

「庚申さん」は「庚申待ち」とも言われ、干支の「かのえ申(さる)」の日に祀り、60日または61日目毎にまわってきます。人の身体の中には三尸(さんし)の虫がいて、庚申の夜に人が眠ると天に昇り、天帝(古代中国の道教の最高神)にその人の罪を告げます。すると天帝はその人を早死にさせると言います。 そのため庚申の夜は眠らないで身を慎み朝を迎えるようになり、これを「守庚申(しゅこうしん)」と言います。日本には 平安時代に中国から伝り、室町時代・江戸時代に庚申信仰がさかんになり、貴族社会から民間へと広まりました。 

民間に広まってからは仏教色が強まり”庚申縁起”や”庚申供養塔”などを僧侶が作るようになり、青面金剛(しょうめんこんごう:道教神)をご本尊にしました。また日本古来の神道では”猿田彦命”を祀っています。このように、本来の庚申信仰は神仏習合の流れの中で、猿を共通項として新たな信仰へと変化し、民衆にいたっては”守り庚申”・”庚申会”・”サルドン講”などの神講組織がつくられ、経済的互助会を作るところもでき発展した時代もありました。

「庚申待ち」日には、座敷の神棚の下や床の間などに祭壇を作り、青面金剛や猿田彦命の掛け軸をかけます。お灯明をともし、仏式では線香も立てます。お供え物は季節の花を七種類と、牡丹餅・赤飯・お餅や副食(おかず)として油揚げ・焼豆腐・こんにゃく・昆布・その他野菜など七種類を煮たもの。(神式では魚を供える) こうして朝まで祭壇の前で夜話しをして過ごします。庚申さんの前で勉強すると学業が上達すると言われたり、庚申さんにお供えした花を明朝庭先の柿の木に結び付けておくと柿の実がよく成ると言われたりします。

さあ、それでは準備にかかりましょうか。今日のメニューは、おはぎと七種類の具の御汁を作ります。炊きたてのもち米を半殺し(五分づき)にして、子供用のサイズに丸めたら、あんこときな粉で包みます。

炊きたての熱々のもち米でみんな手が真っ赤です。頑張って約200個作りました。

あゆっこ園(河原町内の幼稚園)の子供たちもやって来て、会長の谷さんから「庚申さん」の話を神妙な顔つきで聞いていました。

みんなで祭壇にお参りしたら、お待ちかねのおはぎです。いつの時代になっても 子供たちは おはぎが大好きですね。

さあこれで、天帝様のお仕置きはないから安心してね。そして、お礼に歌を歌ってくれました。おうちに帰ったら お父さんやお母さんに「庚申さん」の話をしてあげてくださいねー。

今年も もうあと少しで終わりますが、新しい年を元気一杯に迎えましょう!! それでは今日はこのへんで~(*^▽^*)ノシシ (おっちー)