河原城風土資産研究会
〒680-1242
鳥取県鳥取市
河原町谷一木1011
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河原城だより

-古事記編纂1300年記念シンポジウム 「古事記の倭ごころ~古事記の中の古代因幡」-  開催しました!!

2012年12月24日
12月16日(日)に古事記編纂1300年記念企画のラストイベントを飾る「古事記の倭ごころ~古事記の中の古代因幡」を開催しました!
日本人の心のふるさと古事記をとおして、自分たちの郷土の神話・伝承に触れ、改めてふるさと歴史や文化の魅力を知ろう!というのが目的です。
古代史・古事記研究や郷土史・神社の研究に著名な先生方をお迎えして、県民ふれあい会館にて開催しました。
突然の総選挙で日程が重なり、急きょ会場変更したことや変更後の周知がなかなか行き届かず参加者の皆様にはご迷惑をおかけいたしました。 その影響が出るかと心配していましたが、大勢の方にお越しいただきまして本当にありがとうございました。では、当日の様子を少しだけご紹介します。
はじめに、河原城風土資産研究会会長が会場の皆様にごあいさつし、いよいよ講演です。講師には駒澤大学教授で文学博士の瀧音 能之(たきおと よしゆき)氏をお迎し始まりました。演題は「古事記の神話と因幡」。大国主命の妻問いを取り上げて、八上比売(やかみひめ)からはじまり、多紀理毘売命(たきりびめのみこと)や沼河比売(ぬなかわひめ)など多くの奥さんを得たことから見える古代の地域間交流についてなどを分かりやすく解説してくださいました。
続いて、NPO法人出雲学研究所理事長で荒神谷博物館館長の藤岡 大拙(ふじおか だいせつ)氏は「素兎神話と民衆たち」と題して古事記と地域の民間伝承のそれぞれのシロウサギ神話をとおして見える時代背景や風俗についてなどをユーモアたっぷりに出雲弁でお話しくださいました。
休憩をはさんで、地域からの報告「八上比売の謎・その2『御子神は二人いた!!? ………かもしれない』篇」(こちらの内容は後日、「ふることふみ(古事記)の倭(やまと)ごころ」でご報告します)の発表の後、鳥取県神社史編集長の池本 一悠(いけもと かずはる)氏と八頭町郷土歴史研究会代表の新 誠(あたらし まこと)氏を新たにお迎えしてパネルディスカッション「古事記と民間伝承」を行いました。
古事記編纂の経緯から民衆に広がる過程や、古事記神話と民間伝説の関係性。また、因幡に伝わる伝承の検証などを、それぞれの立場から(学術研究者、民間研究者、郷土史研究者、神社関係者)お話しいただき、活気のあるディスカッションで盛り上がりました。質疑応答のコーナーでも専門的なコアな質問もあり、時間が足りなくなるほどの盛況のうちに今回はお開きとなりました。
皆さん、本当にありがとうございました。
古事記編纂1300年の記念すべき年はもうすぐ終わりますが、地域の神話・伝承を語り継ぐ活動はこれからも続けていきます。今回お越しにならなかった方も次回は是非お越しくださいね!!
それでは、またお会いできる日まで・・・・・(*^▽^*)ノシシ (おっちー)

 

 

 

 

 

 

 

-スピリチュアル・バスツアー 「古事記ゆかりの地と神社めぐり」  開催しました!!

2012年12月23日

11月18日(日)にスピリチュアル・バスツアー 「古事記ゆかりの地と神社めぐり」を開催しました!去年の「神話のふるさとバスツアー・古事記と八上姫をたずねて」、今年6月の「河原歴史浪漫-神話の里を訪ねて-」に続く古事記の旅・第3弾です。

今回はツアー前日までの天気がかなりの荒れ模様で、急遽コースを変更するという事態に…。当日もどうなることやら…と心配していましたが、土砂降りになるようなことにはならず ホッとひと安心(*^-^*) 風が冷たく雨もパラつく中でしたが、参加者のみなさんの温かい心に支えられながら無事終了しました。

それでは、その時の様子を少しだけご紹介します♪

バスツアーの週はずっとお天気が大荒れで、やっぱりこの日も雨が降ったりやんだりの生憎のお天気でした。霊石山(れいせきざん)の登山はあきらめて、河原城の展望台から御子岩(みこいわ、別名:御冠岩[みかんむりいわ])をご案内。

 

 

 

 

 

霊石山に伝わる天照大御神(あまてらすおおみかみ)の降臨伝説や御子岩の話など、古事記ゆかりの神話伝承のお話しを聞いていただきました。

そして、やっぱり売沼(めぬま)神社は外せませんよね。恒例のスタッフによる手水舎と拝礼の見本実演のあと、参加者の皆さん全員で参拝。今日の八上比売(やかみひめ)さんへのお願い事は「いいお天気にしてください!!」でした。そして、これも恒例となった『祓詞(はらいことば)』(神様と交流するための詞 の奏上を皆さんと。

 

 

 

 

 

対岸の嶽古墳(だけこふん:八上比売の墓と伝わる)の話や神社の由緒、「売沼神社七不思議」のうちのいくつか、などなどのお話をしていると「あっ」言う間に1時間経過!バスに乗り込んで次の目的地へ出発する頃にはナント少し空が明るくなり始め、八上姫公園も散策することができました。さすが八上比売さん(*≧∀≦*)

 

 

 

 

 

さて次は、八十神(やそがみ)たちから逃れるため大国主命と八上比売さんが手に手を取って駆け上った坂道を、私たちはペコペコのお腹を抱えて「よっこらしょ」っと登って、お待ちかねの昼食タイムです。湯谷温泉の「せせらぎ食堂」の打ちたてのあったか~い蕎麦定食を御馳走になり、参加者の皆さんも楽しくおしゃべりの花が咲きました。。

 

 

 

 

 

午後から最初の訪問地は、古事記・日本書紀に記述がある「三輪山(みわやま)型説話」が由来の「牛戸三枚岩(うしのと さんまいいわ)」です。「昔、長者の娘のもとへ毎夜通ってくる男がいました。朝になる前に帰っていく男の素性を知ろうと娘は・・・」この続きは河原城にて!!

 

 

 

 

 

続いて多加牟久(たかむく)神社では、手水舎や参拝の作法をしっかりマスターした皆さんはお参りもスムーズ。ここでは、逃げ込んだ大国主命と八上比売さんの後日談や、時代を経た もう一つの古事記ゆかりの伝説のお話をしました。

 

 

 

 

 

 

 

次は、景行(けいこう)天皇や日本武尊(やまとたけるのみこと)が活躍した土蜘蛛伝説の残る都波只知上(つばきちがみ)神社なんですが、連日の荒天で足場が悪いため、残念ですが今日はバスの中からパネルを見ながらのお話しになりました。

 

少し前に写した都波只知上さんの写真です。鳥居から拝殿までの参道が適度に長くて、最後の階段がチョット急ですが、趣のあるいいお宮さんですよ。

そして今日最後の訪問地は、都波奈彌(つわなみ・つばなみ)神社 です。ここは垂仁(すいにん)天皇の御子で、口がきけなかった本牟智和気命(ほむちわけのみこと)の白鳥伝説の地です。

 

 

 

 

 

さあ、今回のスピリチュアル・バスツアー「古事記ゆかりの地と神社めぐり」の旅いかがでしたか? みなさん、雨の中お疲れさまでした。 地元の人にも知られていない河原町の古代浪漫が伝わりましたか!?  次回はきっといいお天気になることを信じて……春にまたお会いできるといいですね~♪

それでは、その日までお元気で・・・・・(*^▽^*)ノシシ (おっちー)

―『マンガで親しむ出雲神話』シリーズ販売のお知らせ―

2012年12月11日

山陰中央新報社発行 『マンガで親しむ出雲神話』①~④(全4巻)

を河原城にて販売します!!

 古事記編纂1300年という節目の年に、『出雲神話マンガシリーズ』が発行されました!!

 このシリーズは昭和60年に初版が刊行されました。当時は3巻までが1セットでしたが、古事記編纂1300年のこの年に完結編として「オオクニヌシの国譲り」までの物語を描いた最終巻を加えての復刻です! 

 その記念すべき第4巻の作画担当をされているのは、国際まんが博でも活躍された鳥取市出身の漫画家・岩田廉太郎先生! 岩田先生の描き出す神話の世界をお楽しみください。                                                                                               

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―『マンガで親しむ出雲神話』内容一覧―

第1巻 スサノオ (定価1,200円)   

天地創造からスサノオの誕生と放浪、ヤマタノオロチ退治まで

第2巻 オオクニヌシ ―青雲編― (定価1,200円) 

若きオオクニヌシが様々な試練に打ち勝ち、国の統率者として成長していく過程を描く。「因幡の白兎」伝説も登場!

第3巻 オオクニヌシ ―建国編― (定価1,200円)

苦難を乗り越え、国づくりに邁進するオオクニヌシの姿を、創作を織り交ぜながら描き出す。

第4巻 オオクニヌシ ―国譲り編― (定価1,200円)

出雲大社創建の由来とされる国譲り神話をわかりやすく描写!

出雲神話、ここに完結!!

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